こんにちはこだわり塗装のゆうちゃんの代表の萩原です。
まだそんなに痛んでいない。まだ大丈夫。良く訪問営業の人が来るけど大げさに言っているだけでしょ。
その様なお考えで外壁のメンテナンスを先送りしている方はいないでしょうか？
外壁・屋根の塗装は、15年から20年が目安です。それ以上は漏水や下地への影響が必ず起きとても大掛かりな工事へと発展してしまいます。
外壁塗装の物理的な耐用年数は10年～20年です
新築直後にフッ素や無機塗料での外壁塗装を行えば30年持つと言われる外壁材もあります。しかし一般的に考えると経済的に負担になり、また、新しい物に塗装を施す事へ抵抗感も持つ方も多いのではないでしょうか。
塗装の耐用年数は、塗料の樹脂による差があります。しかし塗料だけで果たして何十年と持つのでしょうか？
冷静になって考えてみてください。塗装は外壁材保護を目的としています。どの塗料も平均して１㎡に対して0.13～0.18キロの塗布量（塗膜の厚み）となっております。
その厚みだけでは10年以上は少し不安も残りますね。もちろん塗料は技術の向上によりとても進歩しています。その塗料を最大限に活かす事が出来るかのカギを握っているのが既存の状態と下地補修です。その何点かが合わさって耐用年数が確保されています。
耐用年数は下地の状況によって変わる
新築時の様に、外壁材の痛みもなく表面がしっかりしている場合は塗料の密着も良く吸収も低くしっかりとした塗膜が形成されます。しかし10年～15年以上経過した外壁材は表面の保護機能は低下しており雨水や紫外線のダメージを受けて劣化しています。新しい外壁材に比べ、表面の状態が悪く塗料の密着性は低下し、塗料も外壁材の中へと吸収される量が多く、表面に残る塗膜（均一した塗膜形成）がしっかりと得られない事があります。その際は下塗りを2工程行うなどの対策を行い塗膜の確保を行いますので、通常とは異なる作業ですので工事金額が増えてしまいます。
ひび割れや膨れ・剥がれが発生する
外壁の痛みの順序は、みなさんが一度は聞いたことがあるチョーキングから始まります。塗装の合図と呼ばれていますね。
その後メンテナンスを行ずにいると、塗膜の保護が低下し外壁材に直接紫外線や雨風が当たります。コケを繁殖させたり、汚れが付着していったりと様々な事が起きていき劣化の進行を早めていきます。約8年から10年の間に少しづつ始まります。
そのひび割れ（クラック）から雨水が入り躯体と塗膜の間に入り込み剥離を起こし剥がれ始めます。
人で例えると、裸です。
この様な状態になってしまうと場所により漏水を起こしてしまったり、また下地補修という作業が増えてします。この状態になる前に処置を行う事が大切です。
まとめ
塗料の耐用年数は建物の耐用年数ではありません。フッ素や無機塗料等のハイグレード塗料は次回のメンテナンス時に傷みが最小限に抑えることが出来る事が大きな役割です。
ひび割れや剥がれなど、下地補修で直す事はもちろん出来ます。しかしあくまでも補修ですのでなかった事にはなりません。その補修部分はその他の箇所とは強度も弱く再発が起こってしまう事も考えられます。古くなってから・傷みが出始めてから。
それではなく、大きな傷みが出る前に工事を行う事が、お客様の大切なお家の維持や資産価値の向上へと繋がる事になります。また不必要なお金を工事に使う事もなくメンテンナンスを行っていけます。
30年持ちますから安心です。メンテナンスフリーですよ。その様な夢の話に耳を傾けないようにご注意ください。
15年以上ノーメンテナンスの方はお早目に点検を行う事を強くお勧め致します。
この記事が外壁塗装のご決断のご参考にして頂けたら幸いです。
最後までお読みいただき有り難うございました。
