こんにちは、横浜市旭区外壁塗装・屋根工事専門店こだわり塗装のゆうちゃんの代表の萩原です。
先日、ガルバリウム鋼板での屋根の葺き替え工事が完了しました。
今ではこのガルバリウム鋼板を使用した屋根や庇・水切りととても多く見られますね。
ひと昔は『トタン』でした。私がこの塗装業を始めたときはどこもトタン屋根。外壁のトタンの家もありました。今ではほとんど見ることも少なくなりました。

ガルバリウム鋼板は1972年にアメリカで開発された金属素材です。
意外と古くからあるんですよね👀
ガルバリウム鋼板とは?
ガルバリウム鋼板 金属鋼鈑をアルミニウム・亜鉛・シリコンでメッキしたものです。
別名(アルミ亜鉛合金めっき鋼板)
ガルバリウム鋼板の屋根や外壁にお住まいの方への現場調査などで良く耳にするのは
『ガルバリウム鋼板はメンテナンス不要』
そんないい加減な事を言う業者がいるんですね。その為ガルバリウム鋼板についてご説明させて頂きたいと思いました。
1.ガルバリウム鋼板のメリット
なんといっても耐用年数が長いことです。*製品によって異なります
周辺環境などによって異なりますので一概には言えませんが10年~15年を目安に塗装を行う事で より長持ちさせることが出来ます。
2.錆に強い(サビにくい)
全く錆が発生しないというわけではありませんが、トタンやアルミに比べ約4倍も錆びにくいと言われています。
3.耐震性が高い
地震の揺れは屋根の重量に比例します。
瓦と比較してガルバリウム鋼板の重量は10分の1です。

もちろんデメリットもあります。
1.錆が発生します
メリットの中に錆に強いというのは間違いないですが全く錆びないというわけではありません。
*錆びない素材と比べてしまうと錆が発生すること自体がデメリットといて捉えられるかもしれません
2.凹みやすい・薄い・フラットなデザインが多い
ガルバリウム鋼板は外からの衝撃に弱く、ボールが当たっただけで凹んでしまう事があります。
個人的には小さい子がいる場合はガルバリウム鋼板の外壁は避けた方が良いと考えています。
また独特な雰囲気を持つガルバリウム鋼板ですがバリエーションの幅が少なくサイディング材と比べると少し物足りなさを感じるかもしれません。
3.断熱性・遮音性が低い
金属素材であることから断熱性や遮音性が低い傾向にある事は間違いありません。
しかし、近年は技術の進歩により、断熱材入りの商品や遮熱塗料での塗装などでその効果を高めることが出来ます。

まとめ
各素材には必ず、それぞれ良い所・悪い所があります。そして永久にメンテナンスを必要としない素材はないと思います。
ガルバリウム鋼板のメンテナンスのベストな時期は10年~15年となります。また塗装でのメンテナンスは各工程に知識と技術が必要です。経験が無い職人や知識やガルバリウム鋼板の特性を知らない方の塗装では剥がれなどをすぐ起こします。またノーメンテナンスと言う業者の言葉を信用してしてしまうと錆が進行して穴が開いてしまったり、漏水やシロアリなどを発生してしまう事もあります。
しっかりとした点検と定期的な水洗いを行いガルバリウム鋼板を良い状態で維持して頂けたらと思います。
現在外壁塗装での施工不良や手抜きによる被害がまだまだあります。今ではネットで多くの正しい会社が必死に適切な情報を出しております。ネットも言葉も今のご時世、信用する事が難しいとは思います。外壁塗装での失敗を避けるには、金額だけにとらわれず、お客様ご自身がしっかりとした知識を持たなければなりません。
そのお手伝いが出来れば幸いです。
最後までお読みいただき有り難うございました。
ガルバリウム鋼板のメリットをご紹介!