オートン化学工業株式会社オートンイクシード施工方法の注意点と解説✨

こんにちは。こだわり塗装のゆうちゃんの代表の萩原です。

前回のコラムではイクシードがどんなシーリング材なのかご説明させて頂きましたが、今回は施工方法の注意点についてご説明させて頂きます。オートンイクシードだけではなくシーリング全てにおいても当てはまる事ですのでご参考になれば幸いです。

前回のコラムでもお話したように、現在、外壁シーリング工事において耐用年数が20年から30年と言われている長期耐久型ハイクオリティ1成分型ウレタンシーリング材『オートンイクシード』がとても選ばれています。

一番の理由は、他のシーリング材の耐用年数が10年弱と言われている中、その倍以上の耐用年数を有する事ですね。

 長持ちの理由は、劣化の原因となる可塑剤を含まない為、紫外線や雨、温度の変化の影響によるブリード(変色)が起きにくくLSポリマーを配合している為弾性を維持していることがあげられます。

 しかしどんな良い材料でも施工のやり方が悪ければその性能は活かされません。

1.まずは古いシーリング材を撤去する事から始まります。

◆撤去を行わない増し打ちと呼ばれる工法もあります。

撤去必要としない増し打ちは一般の住宅では極わずかです。

撤去しない理由を必ず業者に問いましょう!

古いシーリング材はこの様にゴミ袋いっぱいになります!この確認もしっかりと行う事が失敗しない事の一つです。職人には言いずらい所もあるかと思いますので担当者に聞くのも良いかと思います。

シーリング撤去作業日は、原則撤去した箇所は全てシーリングを打つことです。

急な雨などで漏水する危険性やサイディング材を傷める事になりますので注意してください。

2.撤去後は絶縁体フィルムを確認。又はボンドブレーカーを使用

 撤去時に、目地底に施工されている絶縁体のフィルムをシールと一緒に取ってしまう事があります。

絶縁体のフィルムは目地底にある青い物です。紫のテープとの間に見えるものです。

こちらはボンドブレーカーです。

1.撤去した後フィルムが残っているか確認

 撤去後に古いシーリングが端部に残っていないかも確認が必要です。

2.フィルムが無い場合ボンドブレーカーを使用する

この確認は、シーリングの接着面が2面になるようにする為です。

3.シーリングは2面接着!

シーリングは皆さんのお家の場合シーリングの両端部に付いていて、奥にはついてはいないんです!

両端部と底ですと3面接着となります。

密着している面が多いほどいいのではないか?

そう思う方もおられるかと思いますが、シーリングの役目は揺れや振動を外壁材へ伝えないことです。2面接着の場合は底が付いていない為、横や縦の揺れや振動にしっかりと追従してくれます。

生活していては気付きませんが、構造上常に揺れや振動が発生しています。

その為、横も後ろも密着していては身動きが取れません。

4.シーリング3面接着を行うとどうなる?

3面接着になってしまうと動きに追従していけなく、サイディングが割れてしまったり、シーリングが切れてしまったり、端部が離れてしまいます。

サイディングが割れてしまってはモルタルの様に補修方法が難しくなります。

最悪の場合は交換となってしまいます。サイディングは次々と新しいサイディングが出て、古いサイディングは廃版となる事が多く、同じものが無いというケースがとても多いです。

この様に非常に耐用年数が長いと言うだけではないという事です。

イクシードに限らずとても良い材料が沢山あります。

工事に対して金額面も勿論ですが、材料や金額だけにとらわれず施工する会社の技術や施工方法などによって左右されるものだという事を是非知って頂けたらと思います。

どんなに良い材料でもしっかりとした施工が合わさって初めて良い材料となります。

最後までお読みいただき有り難うございました。

外壁塗装での業者選びなどのご参考になれれば幸いです。

ABOUT US
萩原 裕
15歳から塗装業界へ。好きな事が仕事に出来る恵まれた環境・人生に感謝しています。 下請けで鍛えられてきた技術と勉強して取得した資格で夢である店舗を構えることが出来た。 ここからがスタートライン! 地域の皆様への塗装を通じて愛させれる事と塗装業の発展に本気で取り組む事が次なる挑戦。 職人の心を忘れずに突き進みます。 期待していてください。