戸建住宅ベランダや屋上床 防水工事は必要でしょうか?

こんにちは、横浜市旭区外壁塗装・屋根工事専門店こだわり塗装のゆうちゃんの代表の萩原です。

ベランダの防水工事って何かしなくてはいけないの?

漏水とかもないから何もしなくても大丈夫でしょ?

この様なお話をする機会が時々あります。

ベランダの防水工事は外壁塗装同様に必要ですよ!

今回はベランダの防水工事についてご説明させて頂きますね。

ベランダ防水工事

ベランダ防水工事について

ベランダの防水の目的としては、雨水の浸透により内部に漏水を発生させない事と躯体の保護を目的として行われています。

ベランダの防水には様々な種類の防水が施されています。

中にはコンクリートのままになっている床もあります。

ちょっと見ただけでもひび割れているし、漏水しているような印象を持ちますよね?

でもこちらのベランダは漏水はしていません。

この様な状態でも漏水していないのはコンクリートの裏に防水が施されているからなんです。

それなら新たに防水を行う必要なんてないでしょ。と思いますよね?

いいえ、必要なんです!

ベランダ防水

なんでそれでも防水工事が必要なの?

コンクリートも雨水を吸収したり、太陽の熱や気温の変化などによる、膨張収縮などを繰り返すことにより劣化が進行しコンクリートの強度を弱らせていきます。

表面の保護が低下し、内部へと劣化が進行する事で、コンクリートの裏側の防水層へ到達し、ダメージを与えて続ける事になります。

ダメージを受け続けてしまうと、下層階の天井などへ漏水が起きてしまいます。そうなってしまうとベランダ防水を行うだけでは済みません。

室内の天井の木下地やクロス・床の畳やカーペット・フローリング。最悪な場合は電化製品など多くの被害が発生してしまう事で、多額の工事金を払わなくてはいけない始末に…

また漏水が発生しても工事に取り掛かるまでにお見積もりや契約・材料の発注や日程調整などで時間がかかってしまします。雨が降り続いた場合はただただ見ているだけになってしまいます💦

ベランダ防水

ベランダ防水工事は何年に一度点検やメンテナンスを行う事が必要?

基本的に10年に一度メンテナンスを行う事が望ましいと言われています。

防水の種類別での保証年数

ウレタン密着工法    5年

ウレタン通気緩衝工法  トップコートがシリコン・フッ素の場合 10年

            トップコートがアクリルの場合   5年

*トップコートがアクリルの場合、5年後にトップコートのみ再塗布で5年延長します。

ベランダ防水

メンテナンスの判断基準は次の通り

・トップコートが剥がれが見え始めた時

・表面にひび割れが見つかった時

・歩くとふかふかと浮いているような感じがある時

・入隅などに亀裂が見つかった時

・水たまりが複数出来たり、深くなり始めた時

この様な症状が見られたら早めに対応する事が大切です。適切な時期にメンテナンスを行う事で工事の金額を抑えつつ長い期間防水性を維持する事が出来ます。

ベランダに敷物を敷いている方へ

・ベランダにタイルマットや人工芝を置いていると防水層には良くありません。美観や使い勝手は良いと思いますが通気性が悪く表面が乾きづらい為湿気がこもりがちになります。

紫外線が防水層を傷めるという方もおられますが、湿気がこもり続ける事に比べれば紫外線による影響は限定的です。防水層を乾燥させる環境を保つことがベランダの健康状態を維持するポイントです。これは外壁も同様です。

最後までお読みいただき有り難うございます。

次回は防水工事の種類やその特徴・金額などアップしたいと思います。

より良いお家のメンテナンスのお役に立てれば幸いです。

ABOUT US
萩原 裕
15歳から塗装業界へ。好きな事が仕事に出来る恵まれた環境・人生に感謝しています。 下請けで鍛えられてきた技術と勉強して取得した資格で夢である店舗を構えることが出来た。 ここからがスタートライン! 地域の皆様への塗装を通じて愛させれる事と塗装業の発展に本気で取り組む事が次なる挑戦。 職人の心を忘れずに突き進みます。 期待していてください。