こんにちは、横浜市旭区外壁塗装・屋根工事専門店こだわり塗装のゆうちゃんの萩原です。
今回はオートンイクシードの耐用年数と施工方法をご説明させて頂きたいと思います。今シーリング工事で選定される事が増えてきたオートンイクシード。多くの方に選ばれる理由はやはりその耐用年数になります。2014年に発売されたオートンイクシード。実績としては10年弱となりますが、30年を想定した促進耐候試験の結果で、劣化の確認はされませんでした。

一般的なシーリング材は伸び率300%~400%で破断してしまったのに対しオートンイクシードは1000%の伸び率でも破断しませんでした。
サイディングは日中と夜間との温度差で常に膨張と収縮が繰り返し起きています。

一般的なシーリング材は4000回(10年相当)で破断が発生した中、オートンイクシードは12000回(30年相当)でも耐えた試験結果となりました。
紫外線を人工的に発生させる試験機で30年分のダメージを与えて実験を行いました

一般的なシーリング材には可塑剤(かそざい)と呼ばれる成分が配合されています。可塑剤を配合する事により、硬化したシーリング材を弾性にし柔軟性を持たせる事ができます。しかしこの可塑剤は紫外線に弱く、劣化と共に流出してしまいます。可塑剤が無くなったシーリング材にはクラックが入り始め最終的には破断やチョーキングと言った現象が起きる事になります。こうなってしまうとシーリングの意味が全く無い物になってしまいます。

オートンイクシードには可塑剤を使用せずに新たに開発された『LSポリマー』が配合されています。このLSポリマーのおかげで柔軟性を持つ事ができ、流出してしまう成分が無いので、これまでにない耐久性、耐候性を実現する事が出来ました。
可塑剤が流出してしまい弾性質が失われた状態

シーリング材は建物への雨水の侵入も防ぐ役割も担っていますので、このような状態では漏水の危険性にも繋がってしまいます。
どんなにいい材料も活かすのは正しい施工方法から

戸建て住宅の外壁に多く使用されているのがサイディングボードと呼ばれている壁材になります。サイディングボードの外壁は構造上、挙動(気温によるボードの伸縮や振動により動きやすい)が、発生します。シーリングがこの現象に耐えられるように施工する必要があります。
二面接着とは目地底にバックアップ材やボンドブレーカーを設置して目地底に付着させない施工方法になります。左右の二面だけに接着させることで、建物の挙動に対して追従出来る様になります。仮に三面接着になった場合はシーリング材が破断してしまう原因となります。
オートンイクシード驚異の耐用年数30年

オートンイクシードは、今までに無い大変優れたシーリング材になります。その耐久性や耐候性を最大限生かすためにも、現場で施工にあたる職人の正しい施工がとても重要になります。
最後までお読み頂き有難うございます。外壁塗装工事やシーリング工事のご検討のお役に立てれば幸いです。
横浜市旭区で外壁・屋根塗装、防水工事や屋根工事を行うこだわり塗装のゆうちゃんです。お住いの事で、お困りな事がございましたら是非お問合せ下さい。お力にならせて頂きます。
長期間高い防水機能を維持するためには、シーリング材自体の伸び、強度、接着力が重要になります。それを評価するのがこの引っ張り接着性試験になります。